2014年7月29日火曜日

家庭菜園>暇なので、畑の雑草を調べてみた

暇なので、畑にある雑草を調べてみた。

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名称 ハキダメギク(掃溜菊)
学名 Galinsoga ciliata
分類 キク科コゴメギク属
生育期間 4月~10月
繁殖等 一年草/種子
原産地 帰化植物(南アメリカ原産)
1920年頃~確認
名前の由来 東京世田谷の、「掃き溜め」(ゴミ捨て場)に生えているのを、牧野博士によって初めて確認され命名。しかし、図鑑の図はコゴメギクだったので、名前が入れ替わったのか。
花言葉 不屈の精神、豊富
特徴 窒素分の多い場所に生え、芽が出たばかりは、シソに良く似ている。シソの種を蒔いたところに、ハキダメギクが生えてきて、最初は見分けがつかなかった。しばらく両者を育てて、少し大きくなったところで、形を確認しながら除草した。大きくなると、結構深く根が張るので、抜きにくい。

 

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名称 カタバミ(片喰)、スイモノグサ(酢漿草)
学名 Oxalis corniculata
分類 カタバミ科カタバミ属
生育期間 春~秋
繁殖等 多年草/種子・地下茎
原産地 日本
名前の由来 葉や茎に、蓚酸(しゅうさん)、クエン酸、酒石酸を含み酸味があることから。
花言葉 輝く心
特徴 地下に球根を持ち、さらにその下に大根の様な根を下ろす。匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がるため、繁殖が早く、しかも根が深いので駆除が困難。なかなか、根全てを引き抜くことはできない。

 

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名称 エノコログサ(狗尾草)、通称:ネコジャラシ
学名 Setaria viridis
分類 イネ科エノコログサ属
生育期間 春~秋
繁殖等 一年草/種子
原産地 日本
名前の由来 花穂が、犬の尾に似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサとなった。
花言葉 遊び、愛嬌
特徴 食用としては認識されていないが、粟(あわ)の原種であるので食用に使える。放って置くと、いつの間にか大量に生えてくる。

 

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名称 タンポポ(蒲公英) ※タンポポ属の総称 /西洋ではタンデライオン
学名 Taraxacum officinale(西洋タンポポ)・・・・・帰化植物
Taraxacum platycarpum(関東タンポポ)他・・在来種
その他、外来種と在来種の交雑種もある?
分類 キク科タンポポ属
生育期間 春~秋/種子
繁殖等 多年草/根・種子(花粉がつかなくとも種子ができる)
原産地 世界中
名前の由来 タンポポは、鼓を意味する小児語であった。江戸時代にはタンポポはツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたことから、転じてタンポポと呼ばれるようになったのが通説。
茎の両端を細かく裂くと、そり返って鼓のような形になる。
タンデライオンは、葉のギザギザが、ライオンの歯に似ているから。
花言葉 いなかの神託(子供が冠毛を占いに使った?)、幸福を知らせる花
特徴 深くまで根を伸ばし、除草は困難。根は、苦味があり、炒って黒くし、代用コーヒーとしたこともあるようだ(緩下剤として使用?)。ヨーロッパでは、昔、若葉をサラダとして食していた。

 

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名称 メヒシバ(雌日芝) 通称?:スモウトリ
学名 Digitaria ciliaris
分類 イネ科メヒシバ属
生育期間 4月~9月
繁殖等 一年草/種子
原産地 世界中の暖帯~熱帯
名前の由来 「日芝」は日のよく当るところに生えるという意味
花言葉 侵略者
特徴 茎は地表を這い、茎が地面に着いた所から、さらに根が出てくる。大きくすると、抜くのが大変。

 

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名称 ヒメジョオン(姫女菀) その他、貧乏草・鉄道草
学名 Erigeron annuus
分類 キク科ムカシヨモギ属
生育期間 年中/種子
繁殖等 越年生(一年草)/種子
原産地 帰化植物(北アメリカ原産)
名前の由来 本来「紫苑(しおん)」の漢字が使われるべきなのだが、日本産で「姫紫苑」という別の植物があり、それと区別するため「姫女苑」の漢字をあてたらしい。
花言葉 素朴で清楚
特徴 1個体あたり47,000以上の種子を生産し、さらにその種子の寿命が35年と長いこともあり、驚異的な繁殖能力があり、駆除がとても難しい。ハルジオンは、茎が中空だが、ヒメジョンは詰まっており、花期も夏までと遅い。

 

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名称 スベリヒユ(滑莧)
学名 Portulaca oleracea
分類 スベリヒユ科スベリヒユ属
生育期間 春~秋
繁殖等 多年草/種子
原産地 世界中の暖帯~熱帯(中近東原産)
名前の由来 茹でた際に出るぬめりに由来するとされる
花言葉 無邪気、暴れん坊
特徴 抜いても抜いても、次々と芽を出してくる厄介な植物。夏の乾燥でも枯れず、すぐに大きくなり、油断できない。
食用には、初夏から秋にかけて茎葉(けいよう)を採取して、熱湯でゆでて水にさらしてから、油いため、あえもの、汁の実などのして食べる。また、干して茎のみ保存し、冬場に食べたようだ。

 

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名称 オオアレチノギク(大荒地野菊)
学名 Conyza sumatrensis
分類 キク科イズハハコ属
生育期間 10~9月、花期は7〜10月
繁殖等 越年生(一年草)/種子
原産地 帰化植物(南アメリカ原産) ※日本では昭和初期から
名前の由来 鉄道線路のわきなどの荒地にも、平気で生育する「アレチノギク(荒地野菊)」に似ていて、大型なので。
花言葉 真実
特徴 背丈が1.5mくらいになる。大きくなると、根を張り、ぬくのに厄介だ。抜いても、次々と芽を出し、駆除が大変。1個体当たりの種子生産量は11万個、種子の寿命は50年以上との報告がある。アレロパシー作用の報告がある。先に渡来したアレチノギクを駆逐する傾向がある。

 

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名称 マムシグサ(蝮草)
学名 Arisaema serratum
分類 サトイモ科テンナンショウ属
生育期間 春~秋
繁殖等 多年草(有毒植物)
原産地 -
名前の由来 偽茎は、葉柄下部の2つの葉鞘部分が重なってできたもので、紫褐色のまだらな模様があり、この模様がマムシに似ていると考えられたため。
花言葉 壮大、壮大な美
特徴 球根や葉にはシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれており、飲み込むと口やのどに痛みが出る。実は、縄文人が食べていたらしい。

 

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名称 シロザ(白藜)
学名 Chenopodium album
分類 アカザ科(APG植物分類体系ではヒユ科)アカザ属
生育期間 4~10月
繁殖等 一年草
原産地 ユーラシア原産で、日本には古い時代に帰化したと考えられている
名前の由来 平安時代の、「倭名類聚抄」に既に「アカザ」の名が現れていて、新葉が赤いアカザに対して、新葉が白いので「シロザ」とされたようだ。
花言葉 結ばれた約束
特徴 アカザとの違いは、てっぺんが白っぽくなる。若葉はゆでて、種は油でいためてふりかけとして、食用とするらしい。シュウ酸を含むので、多食は良くない。繁殖力旺盛で、あっという間に1mほどに大きくなる。見つけたら早めに除草、大きくなるとかなり根が張り、ぬきにくくなる。好窒素性。

 

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名称 ツユクサ(露草) 鴨跖草(つゆくさ、おうせきそう)
学名 Commelina communis
分類 ツユクサ科ツユクサ属
生育期間 3~10月
繁殖等 一年草/種子
原産地 日本、東アジア
名前の由来 朝咲いた花が、昼しぼむことが、朝露を連想させることから、「露草」と名付けられたという説がある。或いは、「つきくさ」が転じて、ツユクサになったという説もある。「つきくさ」は月草とも着草とも表され、元々は花弁の青い色が、「着」きやすい事からと言われている
花言葉 尊敬、小夜曲、なつかしい関係
特徴 花の青い色素は、アントシアニン系の化合物で、着いても容易に退色するという性質を持ち、染め物の下絵を描くための絵具として用いられた。根が残るとそこから成長してゆく。放って置くと大きな株となり、一見何か特別な植物かと誤解した。

 

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名称 ギシギシ(羊蹄)
学名 Rumex japonicus
分類 タデ科ギシギシ属
生育期間 11~10月
繁殖等 多年草/種子・根
原産地 北半球の温帯に広く分布
名前の由来 伸びた花穂(かすい)を、しごいて取ろうとすると、ギシギシという音がするから、あるいは、鈴のように並んでついた果実をふると、ギシギシという音がするから
花言葉 忍耐
特徴 根は太く地下深くまで伸びているため、人手で掘り取るのには、労力を要する。刈り取っても、すぐに葉が出てくる。
スイバは葉の根元が尖っている。

 

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名称 セイバンモロコシ(西蕃蜀黍) /英語名:ジョンソングラス
学名 Sorghum halepense
分類 イネ科モロコシ属
生育期間 春~秋
繁殖等 多年草/種子・地下茎
原産地 地中海地域のヨーロッパ中東原産
1945年頃に侵入した帰化植物
名前の由来 西蕃は、「西の方に住んでいる野蛮な種族。西方の蛮族。また、西域(せいいき)」(日本国語大辞典)とあり、地中海原産の、モロコシの意
花言葉 不屈の精神
特徴 刈り取られても、いち早く回復して周囲の植物を圧倒する高さにまで速やかに回復。地下茎はそれほど強くない。

 

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名称 ヒルガオ(昼顔)
学名 Calystegia japonica
分類 ヒルガオ科ヒルガオ属
生育期間 3~10月
繁殖等 多年草(つる性)/種子・地下茎
原産地 日本、中国、韓国の温帯地域
名前の由来 アサガオ同様、朝開花するが、昼になっても花がしぼまないことから。
花言葉 優しい愛情、絆、情事、友達のよしみ
特徴 地下茎で増え、一度増えると駆除が難しい。酸性土壌で繁殖し、これが育つ土壌はサツマイモにも適している。

 

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名称 ヨモギ(蓬) 別名:モチグサ(餅草)
学名 Artemisia indica var. maximowiczii
分類 キク科ヨモギ属
生育期間 2~10月
繁殖等 多年草/地下茎・種子
原産地 北アジア
名前の由来 四方に根茎を伸ばして繁茂するから、四方草(よもぎ)、あるいは、良く燃えるということから善燃草(よもぎ)など。
花言葉 幸福、平和、平穏、静穏、夫婦愛、決して離れない
特徴 若葉は、茹でて餅の中に入れて、草餅としたり、裏の毛を集めてお灸としたり(モグサ)、入浴剤としたりと、色々使われている。かなり根を張り、引き抜くのは無理で刈り取ってもすぐに生えてくる。放って置くと70~80cm以上になり、茎は硬くて切れにくい。

 

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名称 スギナ(杉菜)
学名 Equisetum arvense
分類 トクサ科トクサ属
生育期間 3~9月
繁殖等 多年草/地下茎・胞子
原産地 北半球の暖帯から寒帯にかけて広く分布
名前の由来 草の形が杉(すぎ)に似ているから、或いは節(ふし)のところで抜いても継ぐことができるから、継ぐ菜(つぐな)から転訛(てんか)した
花言葉 意外、驚き、向上心、努力
特徴 地下茎で増え、繁殖力が強く、切断された根が、新たな固体となり増えてゆく。取り除くことは不可能。

 

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名称 カヤツリグサ(蚊帳吊草、莎草) /マスクサ(枡草)・トンボグサ(蜻蛉草)
学名 Cyperus microiria
分類 カヤツリグサ科カヤツリグサ属
生育期間 4~10月
繁殖等 一年草/種子・地下茎
原産地 本州から九州、朝鮮・中国
名前の由来 茎の断面は三角形で、この茎の端っこを裂いて線上に延ばしていくと「蚊帳(かや)」のような形にすることができることから
花言葉 伝統、歴史
特徴 結構、全体が硬く、根が張って大きな株になり、引き抜きが困難。

 

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名称 カラスムギ(烏麦)
学名 Avena fatua
分類 イネ科カラスムギ属
エンバク(オート麦)の野生種
生育期間 春~秋
繁殖等 一年草(越年草)
原産地 ヨーロッパから西アジアにかけての地域
(史前帰化植物)
名前の由来 麦に似ているが食用として役に立たないという意味で、頭にカラスという言葉をつけてよんでいる。しかし、実は食用となる。
花言葉 魅力的な音楽
特徴 初夏に、実をつけ一斉に枯れる。刈り取りは、実をつける前にやるべきか。群生し、引き抜きは困難。

 

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名称 シロツメグサ(白詰草 クローバー)
学名 Trifolium repens
分類 マメ科シャジクソウ属
生育期間 春~秋(花期)
繁殖等 多年草/地下茎
原産地 ヨーロッパ
名前の由来 江戸時代に、オランダからのガラス器輸送時の詰め物として使われたため、ツメクサの名になった。
花言葉 復讐
特徴 江戸時代に、オランダからのガラス器輸送時の詰め物として使われたため、ツメクサの名になった。その後、牧草として輸入され、全国に広まった。3小葉でまれに4小葉が混ざる。四葉のクローバーとして縁起ものとされる。

 

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名称 コニシキソウ(小錦草)
学名 Chamaesyce maculata
分類 トウダイグサ科ニシキソウ属
生育期間 春~秋
繁殖等 一年草/種子 有毒?
原産地 北アメリカ(帰化植物)
名前の由来 葉の中央の紫黒色を帯びた班紋の様子を「錦」にたとえたものか。「小(こ)」は、在来のニシキソウに対してつけられたものだが、葉などが特に小さいわけではなく、草姿などはよく似ている。
花言葉 執着、密かな情熱、変わらぬ愛
特徴 種になって土中で冬越し。冬場は一旦姿を消すが翌年の夏になると、一気に顔を出して庭中に広がる。

 

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名称 ノボロギク(野襤褸菊)
学名 Senecio vulgaris
分類 キク科キオン属
生育期間 積雪地以外では、一年中発生
繁殖等 越年生または一年生
原産地 ヨーロッパ地方
名前の由来 「ノ(野)」は、「野に生える」、「ボロ(襤褸)」は咲いている花が集まると襤褸雑巾のようであるから、あるいは花の後にできる綿毛が襤褸屑のように見えるからなど。
花言葉 相談、一致、合流、遭遇
特徴 夏を通じて、道ばたでよく見かける。帽子をかぶったような黄色い花と、花穂の下の方に黒いギザギザのような小さい受け皿部分があるのが特徴。葉っぱもギザギザ。

 

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名称 トウダイグサ(燈台草)
別名 スズフリバナ(鈴振花)
学名 Euphorbia helioscopia
分類 キントラノオ目 トウダイグサ科 トウダイグサ属
生育期間 花期は4月から6月
繁殖等 二年草 越年草
原産地 ブラジル
名前の由来 草の姿を昔の灯明台に譬えたものである。
Euphorbia(ユーフォルビア)は、ローマ時代のアフリカのモーリタニア王の侍医「Euphorbus」の名にちなんだもの。Euphorbusが、これらの植物の乳液を初めて薬に使ったところから。
花言葉 ひかえめ、地味
特徴 茎や葉を傷つけると白い乳液を出し、有毒成分のユーフォルビンが含まる。全草にわたり有毒である。

 

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名称 ホトケノザ(元宝草・宝蓋草:当て字)
別名:サンガイクサ(三階草)、ホトケノツヅレ(仏の綴れ)
学名 Lamium amplexicaule
分類 シソ科オドリコソウ属
生育期間 花期:3~6月、暖かければこれ以外でも咲く。
繁殖等 一年生(越年草)
原産地 日本、東アジア、ヨーロッパ
名前の由来 その葉の形が仏様の台座(蓮座)のように見えるというのが名前の由来。また、サンガイクサの名は葉が段状に付くところから3階建ての屋根に見立てたもの。
花言葉 調和・輝く心
特徴 春の七草に含まれる「ホトケノザ」は、同じ名前の別な植物のことを指しているので、これは食用にはならない。
花が咲き終わって種子ができると、種子にアリが好む物質(エライオソーム)がついており、アリが種子を巣に持ち帰って、その種子が発芽して増えていく。

 

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名称 アカツメクサ(赤詰草)
別名:紫詰草(むらさきつめくさ)
学名 Trifolium pratense Trifolium
分類 マメ科シャジクソウ属
生育期間 開花時期は、4月~8月
繁殖等 多年生
原産地 ヨーロッパ
名前の由来 「ツメクサ」は「詰め草」の意味で、昔オランダから日本へ輸入したガラス製品などの緩衝材に使われていたのがその語源。
花言葉 勤勉、実直、豊かな愛、善良で陽気、快活、貴ぶ
特徴 シロツメクサに比べ、明治維新頃輸入されたムラサキツメクサは姿形が似て花の色だけが違ったので紫詰草(赤詰草)といわれた。
牧草や家畜飼料として広く栽培されている。土壌を肥沃にする空中窒素固定作用も評価されていて、緑肥としても利用される。
根が丈夫で、繁殖力が旺盛。駆除しようとしても、根がなかなか強くて抜けず困ることもよくあり、密集して咲いているときは要注意。

 

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名称 ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)
学名
分類
生育期間
繁殖等
原産地
名前の由来
花言葉
特徴

 

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名称 アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)
別名:セイタカタウコギ(背高田五加木)
学名 Bidens frondosa
分類 キク科センダングサ属
生育期間 繁殖期:8~10月、花期:秋に黄色の頭花をつける。
繁殖等 1年草
原産地 北アメリカ原産。日本では大正時代に確認された帰化植物。
名前の由来 北アメリカ原産で、仲間のセンダングサ(栴檀草)に似ていることから。センダングサは葉のつき方(羽状複葉)がセンダン(栴檀)の木に似ている。
花言葉 不器用、忍耐
特徴 タネは、洋服や動物の体にくっついて遠くまで運ばれていく「ひっつき虫」。タネの先に2本の長い刺があり、これで突き刺さるように引っかかる仕組み。その刺には、すぐにすとんと抜けてしまわないように、「すべり止め」となる逆向きの小さな刺が生えていてただ洋服の場合、これが仇になって、がっしり刺さったまま取れなくなってしまうことが多い。花を囲む総苞片(そうほうへん:葉のようなもの)が長いことから、他のセンダングサの仲間と見分けることができる。

 

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名称 アレチウリ(荒地瓜)
英名:Burcucumber(刺々しいキュウリ)、Starcucumber
学名 Sicyos angulatus
分類 ウリ科
生育期間 繁殖期は8~10月、花期は8〜9月。黄白色の花をまばらにつける。
繁殖等 一年草の大型のツル性植物で帰化植物・特定外来生物。1株に5千~2万程の果実がつき、約7割が発芽。
原産地 北アメリカ原産、南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアに分布
名前の由来 荒地に生える瓜という意味
花言葉 活気、生命力、邪魔者
特徴 アメリカやカナダからの輸入大豆に種子が混入、豆腐屋を中心に拡大したといわれる。近年は飼料畑・河川敷に多く見られる。他の植物にツルで絡み付きながら覆い尽くすように生長するため、日光を遮り他の植物の生長を阻害する。
秋には大型の種子を大量に生産した後に枯れるが、アレチウリ自体は枯れたまま残る。生産された種子の多くは翌年以降発芽し、同様に繁茂するため、放置されるとあたり一面を覆い尽くすように拡がる。
農地にも侵入し、莫大な被害を生じた事例もあり、少ない段階から駆除を実施し、蔓延を防止することが必要。当方の畑にも近所の放置耕作地から侵入したのか、しれっと生えていた。今の所、繁殖はしていない。

 

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名称 カラスノエンドウ(烏+野豌豆)
学名 Vicia sativa subsp. nigra
分類 マメ科ソラマメ属はソラマメ属
生育期間 秋に発芽し、春になると高さ60~150cmに達する。
花期は春から初夏(3~6月)。エンドウやスイートピーに似た蝶形で長さ1.2~1.6cmの紅紫色の花を1~3個つける
繁殖等 つる性の一年草または越年草。茎には巻きひげがある
原産地 オリエント~地中海沿岸
名前の由来 矢の末端の弓弦にかける部分を矢筈といい、小葉の形状が矢筈に似ていることから、和名は「ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)」だが、一般にはこう呼ばれている。豆果の果皮が黒く熟すのをカラスに例えた、またはスズメノエンドウに対して大きい事からか。
花言葉 小さな恋人たち、喜びの訪れ、未来の幸せ、絆
特徴 巻きひげやエンドウのようなサヤを持つ。托葉に紫褐色の斑紋があり、ここから蜜を分泌するので花外蜜腺と呼ばれる。これに蟻が蜜を求めて来るが、葉や茎を食べる虫を防ぐ役目もするので共存共 栄の関係のようだったが、最近はアブラムシが真っ黒についている事が多い。
マメ科植物のため根には根粒菌と呼ばれ空気中の窒素を固定し、アミノ酸 や亜硝酸を植物に供給する根粒バクテリアがいる。酸素に弱いので植物にカバーしてもらう共存関係にあるという。この根粒菌のお陰 で地味の薄い荒れ地でも繁茂できるという。
若芽や若い豆果を食用にすることができるし、熟した豆も炒って食用が可能。古代の麦作農耕の開始期にはエンドウなどと同様に栽培されて作物として利用された?

 

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名称 オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
瑠璃唐草/天人唐草/星の瞳
学名 Veronica persica
分類 オオバコ科クワガタソウ属
生育期間 秋に発芽し、雪や霜といった冬の厳しい環境にも負けずに、春の開花までじっと耐えるタフな植物。開花期は2月~5月。
繁殖等 二年草
原産地 ヨーロッパ(帰化植物)
名前の由来 日本に古来よりある植物のイヌノフグリによく似ていてイヌノフグリより大きいことから。また、種の形が雄犬のフグリ(陰嚢)に似ていることからも。
花言葉 忠実、信頼、清らか
オオイヌノフグリの学名「Veronica persica」が、聖女ベロニカの綴りと同じであることから、彼女の敬虔な行動にちなみ名づけられた。
特徴 日本に入ったのは明治初年と推定され、1884年あるいは1887年に東京で見られてから急速に拡大し、1919年には全国的にありふれた草になった。
近縁種にイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、フラサバソウなどがある。いずれもオオイヌノフグリより小型で、花ははるかに小さいので目立たない。
なお、日本の同属にはクワガタソウ(Veronica miqueliana)の仲間があり、これは山地から高山に分布し、イヌノフグリを大きくしたような美しい花の野草である。

 

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名称 ヘクソカズラ(屁糞葛)
別名:サオトメバナ(早乙女花)、サオトメカズラ(早乙女蔓)
学名 Paederia scandens
分類 アカネ科ヘクソカズラ属
生育期間 花期は夏から秋ころ(7~9月)。花弁・花冠が白く、内面中心が紅色の花を多数咲かせる。
繁殖等 つる性の多年草
原産地 日本の在来種
名前の由来 葉などをつぶすと、強い悪臭を放つことから「屁糞かずら」の意味で名付けられたもので、元々は「屁臭(へくさ)」だったものが転訛したともいわれている。
花言葉 人嫌い、意外性のある
特徴 独特の悪臭成分はメチルメルカプタン(別名:メタンチオール)で、ヘクソカズラに含まれる物質のペデロサイドが酵素によって分解されて生成される。この悪臭成分は、食害を受ける害虫などから身を守るためのもの、すなわちアレロパシーであると考えられている。また、他の生物との生存競争の上で有利に働き生き残ることができたとも考えられている。
しかし、蛾の一種であるホシホウジャク(スズメガ科)の幼虫がヘクソカズラを食草とする。近年に帰化した本種の寄生者であるヘクソカズラグンバイが分布を広げている。寄生を受けると葉がまだらに白くなる。また、ヘクソカズラヒゲナガアブラムシという害虫は、ヘクソカズラの悪臭成分を体内に取り込んで、外敵から身を守っている。

 

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名称 コハコベ(小繁縷)
学名 Stellaria media (L.) Vill.
分類 ナデシコ科 ハコベ属
生育期間 通年越年草
繁殖等 花期は3月~9月
原産地 ヨーロッパ原産で、世界中に帰化
名前の由来 ハコベの古名の「はこべら」や「はくべら」が転訛したもの。語源は「蔓延芽叢(はびこりめむら)」、「歯覆(はこぼるる)」、「葉采群(はこめら)」など諸説あり。
花言葉 ランデブー、密会、愛らしい
柔らかな茎葉をもつハコベは、鳥たちの好物であ、ハコベを中心に鳥たちが集まる様子をあらわす。
特徴 一般に 「はこべ」 と呼ばれているものは、 ミドリハコベとコハコベの2種がある。国内で最初にコハコベの存在に気づかれたのは、1922年の東京でのことで、 以降急速に全国へと広がり、今では身近な「はこべ」の大半がこのコハコベ。類似種のミドリハコベは立ち上がる感じである。草原や田畑に普通に群生し、ハコベ(ミドリハコベ)よりもやや小ぶりで、茎が濃紫色を帯びているのが特徴。
春の七草の1つとして知られているため、食べることができる。おかゆに入れたり、お浸し、春パスタ、胡麻和えなど。

 

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名称 ナズナ(薺、撫菜)
別名、ペンペングサ(ぺんぺん草)、シャミセングサ(三味線草)、ビンボウグサ
学名 Capsella bursa-pastoris
Capsella(カプセラ)は、ラテン語の「小箱」の意。
分類 アブラナ科ナズナ属
生育期間 一年または二年草。花期は春から夏(3~7月)ころで、越冬するので背の低いうちから咲き始める。
繁殖等 春から夏にかけて白い花と三角形の果実をつける。
原産地 北半球に広く分布。ムギ栽培の伝来と共に日本に渡来した史前帰化植物。
名前の由来 早春に開花して夏になると枯れることから「夏無き菜」=夏無(なつな)、撫でたいほど小さく可愛い花(菜)の意味「撫で菜(なでな)」から転訛、朝鮮古語のナジから「ナジ菜」となり変化した、など。
花言葉 すべてを君に捧げる
特徴 春の七草の一つで、若苗や若葉は食用にもなる。七草粥にして、古くから茎が立たないロゼット状の若苗を食用にする。なお、ナズナには多くの種類がある。

 

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名称 イヌタデ(犬蓼)
別名:アカノマンマ
学名 Persicaria longiseta
分類 タデ科イヌタデ属
生育期間 花期は夏~秋(6~10月)
繁殖等 1年草
原産地 日本在来。アジアの温帯から熱帯に分布し、日本では北海道から本州、四国、九州、沖縄に分布する。
名前の由来 薬味に使われたヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないという意味で「イヌタデ」と名付けられた。イヌは否(イナ)が訛ったもの。赤い小さな花や果実を赤飯に見立て、別名アカノマンマともよばれる。 山菜として食べることは可能。
花言葉 お役に立ちたい
特徴 タデのなかではもっともありふれた人里植物で、古い帰化植物とも考えられる。畑や人家のあと、かつては便所のくみとり口近くにもよく生えていた。それはチッ素分を好むためで、イヌタデが生えていればその土にチッ素分が多いことが分かる。昔は子供たちは花を集め、赤飯に見立ててままごと遊びに使った。植物学者の牧野富太郎博士はボントクタデの花を見て、「秋深けて冴え残りけり蓼の花」とよんだが、イヌタデにも同様の風情がある。ままごと遊びも秋の深まるまで続けられていたはずだ。花穂は生け花の材料としても好まれる。店頭に出まわることはないので、野生の草をつんで使う。

 

名称
学名
分類
生育期間
繁殖等
原産地
名前の由来
花言葉
特徴

 

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